美術大学を卒業後、都内の印刷会社にデザイナー職で入社するも、配属先はイヤでイヤでしょうがなかった営業部でした。 なぜイヤだったかというと、幼少期に転校を5回してきた経験から、口ベタで人に踏み込むことが苦手となり、人とのコミュニケーションが得意ではなかったからです。

そして、当時の「営業」のイメージは、ノルマ、押し売り、飛び込み営業、テレアポ・・・といった 言葉の数々がネガティブなイメージしかありませんでした。

だからといって、退職する勇気もなく、嫌々ながらも営業をやっていくと、お客様から感謝されたり、自分自身がやりたかった案件を受注する機会が多くなり、営業に対するネガティブなイメージはなくなっていきました。結果的に、入社して6年経つ頃には、営業にも慣れ、営業支援の事業を立ち上げて成果を出すようになっていました。

しかし、その事業は会社の方針転換によりストップ。
それをきっかけに、自身の成長したい方向性との違い、子どもの寝顔しか見られない働き方に疑問を感じるようになりました。そして、子どもが3歳のときに、一念発起し独立。順風満帆のスタート・・・ということは全くなく、独立後、月収は2万5,000円となり、将来への不安、お金がなくなる不安に押しつぶされ、どん底になったことを今でも覚えています。

打開できた要因は、提供していた営業支援のサービスの価値と単価を上げたこと。そして、家族や仲間に支えられたことでした。家族には、精神的に支えられ、仲間にはビジネスの相談、そして、色々な方をご紹介いただいたことで乗り越えることが出来ました。

何とかどん底を乗り超えたものの、自身の体験からクライアントにも仲間やファンが増えていかないと営業活動自体がラクにならず、根本的な改善にならないということに気がつきました。そこで、仲間やファンが増えるためのサポートもすると、クライアントがしっかり成果が出るようになっていきました。

私自身も口ベタで営業が苦手だったところから、今では、ご紹介だけで成果が出るようになりました。だからこそ、同じような方々にもっと仲間やファンを作ってもらい、活動をもっと楽しくラクにしてほしいと思っています。それが私の想いです。